探偵さんは普段、自分が探偵であることを世間にはふせております。
その理由は、素性が分かると仕事がやりづらくなるからです。仕事をする上で探偵さんは身分を偽り、調査や尾行などをします。
もちろん中には別の職業につきつつ、時間の許すときに探偵業務をされている方もいらっしゃいます。
そのため、私が探偵さんに依頼をするときは、あまり素性がばれていない方、つまり公に看板を出している事務所の探偵さんには依頼をしません。
高いお金を出して依頼するのに、素性が簡単に分かってしまっていては意味がなくなる可能性があるからです。
また探偵さんは常に周りになじんだ格好をする必要があります。
テレビなどで見る探偵さんは独特の格好をしていたりしていますが、実際はそんな探偵さんはあまりいません。
なぜなら目立たないことが一番大切だからです。
目立つということは尾行をするにしても調査をするにしても、相手側に何らかの形で印象を残してしまう可能性があります。そのため、印象を残さぬよう周りになじむ格好が必要となってくるのです。
つまり探偵さんのとって必要なことはあまり目立っていなく、周りになじめている方が最適な探偵さんであると考えます。

探偵さんは、おしゃべりであってはいけません。
明確な秘密保持契約を結ぶわけではありませんが、守秘義務をきっちりと守れる探偵さんが一番理想です。
中にはおしゃべりな探偵さんもいます。
自分の仕事をお酒の席で自慢してしまう探偵さんや、自分のことのようにしゃべらなくても他人に聞いた振りをして話してしまう探偵さんもいます。
そういった方はあまり守秘義務を守ることのできないタイプだと考えてください。
守秘義務は依頼人にとってはとても大切なことです。その守秘義務を守ってくれなければ、心底信頼できないし、まともに相談もできません。
つまり、探偵さんは守秘義務を守ることを心がけておかなければならないのです。
また、探偵さんはときには大胆に活動できなければなりません。つまり、運動神経が必要になることがあります。
走ったり、その場から逃げたり、または誰かと言い争いになることすらあります。
その場合に、運動神経が悪くて相手に捕まってしまってはもともこもありません。
つまり、探偵さんはある程度走れて、活発に動けることが必要なのです。

探偵さんへ依頼する際、次のことを注意しなければなりません。
まず依頼にあたりかかる費用がどのくらいかです。
あまりに高いと、普段仕事をされていないのだと考えてください。
普段仕事をしていないということは経験値が低いものだと考えられます。
そのため、依頼したとしても金額に見合った良い仕事結果が返ってこない可能性があります。
また、仕事の経験値が低いため、収入もあまりなく、活動範囲が限られてしまう可能性があります。
活動費がないため、こちらの要求に見合った活動ができず、結果探偵さんを雇ったにしても自分で調査できる範囲の結果しか出てこない可能性があります。
次に探偵さんが仮にあなたに調査中、さらなるお金を要求、つまり費用がかさむなどの理由で前払いを要求してきたら、その探偵さんへの依頼は取りやめてください。
探偵業務は費用がかさむものです。
しかし、その費用も結果を出した後に、一括請求されるものが多く、事前に要求してくるような探偵さんではまともな調査はできないと考えます。
費用のことばかり先行してしまい、親身に調査してくれているとはいえないからです。私の友人も探偵をしております。
そして費用は一時金以外は、探偵業務が終了し内容を報告するまでは頂くことはありません。それが一般的です。
結果も出さずに途中段階で費用を請求してくるようでは一流の探偵さんとはいえません。

探偵事務所を訪れた際は、必ず何名の事務所なのかを確認してください。
一人で業務をやっているような事務所はあまり当てにできません。探偵業務は隠れて調査することが重要です。
そのため複数人でばれずに対応できる必要があるからです。そして、事務所として事務員を雇っていることも大切です。
費用の管理などをその事務員に一元管理してもらっていれば、探偵業務に専念できるからです。
探偵さんが複数人であること、そして事務員がいることを前提に事務所を訪れて確認することをお勧めします。
また、事務員は年配の女性であることも必要です。若い女性だと守秘義務を怠る可能性があります。
そのため、依頼人の相談内容を簡単に口にするような方が事務員だとあまり信用できない探偵事務所となります。
それを見分けるためにも、事務所を訪れた際は必ず事務所所員の数と年齢を確認してみてください。
これらの内容をクリアしていれば、大半が信頼できる探偵さんといえると考えております。