1. 一周する
探偵が尾行する車の存在に気づくには、探偵にとって尾行しにくい状況をこちらが作ることで、焦らせてボロを出させたり、違和感を発生させることが大事です。
怪しいと思った車があったら、1つのブロックを3回左折、または右折することで元の場所に一周しますので、同じように一周した車は尾行していると考えられます。
同じエリアで同じように曲がるところを間違えるなんて、あきらかに不自然ですが、一周だけではわからないと思う方は、さらに何周かしてみることで確信できるはずです。
2. 信号が変わりそうなタイミングで直進する
スピードをコントロールし、信号が変わりそうなタイミングで突っ込み気味に交差点へ入ってみましょう。
信号に阻まれまいとスピードを上げて交差点に分け入ろうとする車があったら、探偵と疑って良いです。
一度や二度じゃ偶然もあるかもしれませんが、何度か同じような信号の渡り方をすることで、違和感のある後続の車を見つけることができます。
この際、何より大切なことは、安全をきちんと確認することで、交通量の激しい交差点ではなく、ほとんど人が通らないような寂れた交差点で行うようにしましょう。
3. 速度を上げる
尾行に気づいていることを探偵に意思表示することは、尾行を続けにくくする1つの手段です。
一気にスピードを上げることで、振り切られないように速度を上げた車がいたら、探偵の可能性が高いです。
半信半疑でも、万が一、尾行されていた場合を想定し、振り切る勢いで車を走らせることで、必死になってついて来ている車がいないかバックミラーで確認することができます。
一人だと危険なこともありますので、できれば友人に同乗してもらう場面を作り、運転と監視に分かれて行うことをお勧めします。
4. 空いてる道を選ぶ
他の車を隠れ蓑にできない状況を、探偵は嫌います。
多くの方々は使わない道路を選ぶこと自体、怪しいですし、遠くからでも車の写真を撮りやすいので、同乗者がいる場合などは、写真を撮ってもらうこともできます。
多くの方々が利用する道ではない道を連続して選ぶことで、疑いが確信に変わりますので、怪しい車がいたら、目的地に向かっているかはどうかは二の次にして、寂れたコースを選び続けることで、こんな無意味なコースを辿る人はしないと信じて疑わなくなります。
5. 不意に路上駐車をする
事故を起こしたり、捕まらない程度に路肩に車を停止し、ターゲットとなる車の様子を見届けることで、尾行の車を見分けることができます。
基本的には停まらずにそのまま通過しますので、顔も間近で見ることができますし、気づいていることを匂わせ、探偵にプレッシャーをかけることができます。
こうした動きを見せたところで、ただの勘違いだったとしても、特にマイナスもないですので、何度か同じように急停止してみて、クロかシロかを感じ取りましょう。
6. 故障を装い車を停める
ただ停止するだけでなく、車外に出てきてボンネットを開けることで、車のトラブルを装うことができます。
急なトラブルであることを動きでアピールすれば、長めの路上駐車もしやすいですし、相手が様子を伺うようにノロノロ運転をするようなことがあれば、こちらから声をかけ、工具を持っていないかなど伺いながら、車内の様子をチェックすることもできます。
探偵であれば、声をかけようとしてもスル−されて言ってしまいますので、真偽のチェックが行えます。
7. 車線変更を繰り返す
右折するときはできるだけギリギリで車線変更することで、同じようにギリギリで車線変更を行う車をバックミラーでチェックすることができます。
また、一旦、右折の車線に入ってから、探偵と思しき車が右折し始めたら、また直進の車線に戻ることで、それをなぞってくるかもチェックします。
無関係な車にとっては迷惑な車に思われるかもしれませんが、こちらは尾行されているかもしれない緊急事態ですので、臆することなく尾行の車を探し当てましょう。
8. コンビニの駐車場に立ち寄る
車では入れる全てのコンビニの駐車場に、一度、立ち寄るようにしましょう。
さっきコンビニへ行ったばかりなのに、そう頻繁に似たようなお店に立ち寄るのは不自然ですので、同じように停車したり、とっくに追い越されたはずなのに、途中で再び見掛けるような車があれば、尾行されている可能性があります。
同じコンビニへ行くわけではないので、コンビニ側には一切迷惑はかかりませんし、コンビニに立ち寄るたびに、探偵の車以外の周囲の車は変わりますので、気兼ねなく作戦を決行しましょう。
9. ドライブスルーに入る
ドライブスルーで入れるお店があれば、入りましょう。
注文してから商品を受け取るまでに数分かかりますので、その間に周囲に不審な車が停車していないか、調べてみましょう。
探偵側の心理で言えば、自分が注文している間にターゲットとなる車を見失ってしまっては元も子もないため、探偵の車がドライブスルーの列に並ぶことはありませんので、商品を受け取り、車を出したところで不自然に走り出した車があったら、尾行の車の可能性がありますので、要注意です。
10. GSのスタッフを利用する
給油か洗車をお願いしつつ、車から降りて、トイレに向かいましょう。
そこで、話せそうな若いスタッフがいたら、冗談交じりに、「さっきからさ、変な車に尾行されてるっぽいんだよ(笑)」と話しかければ、興味津々に聞いてくれるので、車の特徴を伝えつつ、どんな様子か見てきてよと頼めば、面白がってそれとなく見に行ってくれるので、自分でチェックしなくても不審車の様子が伺えます。
ターゲットに意識を集中させてる探偵は、GSのスタッフが出てきても眼中にないので、双眼鏡で見てなかったかなど、車内の様子を調べてもらいやすいです。