探偵に調査を依頼するとき、考えられるケースを想定しておくことが大切です。
夜10時までの尾行を依頼していたとき、いよいよ山場を迎えるときに時間切れになってしまっては元も子もありません。
時と場合によっては、延長もあり得ることや延長の場合には事前に電話をもらうことなど細かに打ち合わせをしておきましょう。
もしも、料金が心配ならば最初に上限金額を伝えておくことをおすすめします。
探偵の料金は数十万円が一般的です。
「20万円を上限とするので、それ以上になった段階で調査は打ち切ってください」など、具体的な金額を伝えておくことで、調査もしやすくなるのです。
もしも、切りが悪いところで予算いっぱいになってしまった場合には、調査は続行し報告書を簡易化することで予算内におさめてくれる探偵もいます。
いずれにしても、最初に良い探偵を見抜くことができれば、その後もスムーズに調査は進んでいくでしょう。

探偵の調査は、依頼者に報告書を提出して終了です。
場合によっては、継続して調査をすることもありますが、それは新たな案件として依頼することになります。
報告書の受け取りは、探偵事務所で行われることが一般的です。証拠となる映像をみながら状況の解説を聞いたりすることもあります。
探偵事務所は、マンションの一室であることも多く、事前に行き方を調べておいた方がいいでしょう。
報告書をもらったら、その後の対策を考えなければなりません。
探偵によっては、今までの経験からよりよい対処方法をアドバイスしてくれることもあります。
とくに男女のもつれに関する調査は感情的になりやすいため、第三者である探偵からのアドバイスは参考になるでしょう。
探偵から受け取った報告書は、ターゲットの目にふれないように気をつけましょう。
とくに証拠資料として使うつもりであれば、紛失や盗難にあわないようにします。
もしも、調査結果をみて必要がなければ早めに処分する方法もあります。
調査結果の資料は、個人的な情報が記載されているため、処分するときにはシュレッダーにかけて廃棄します。

一般の人が探偵に調査を依頼することは、かなりハードルが高いことです。
それでも調査を依頼するということは、それだけ疑惑を持っているということなのです。
疑惑を持ちながら付き合ったり、生活していくことはお互いに良くありません。
前に進むためにも、現実をしっかりと認識することは大切でしょう。
探偵は、現実を認識するための手伝いをしてくれる人です。
調査結果をふまえて、気持ちの整理をつけることは本人しかできません。
探偵に依頼することで、現実ははっきりします。
そして、現実を理解したうえで前に進もうとしたとき、相手に探偵を使って調査したことがわかられてしまうと、人によっては信頼をなくしてしまうかもしれません。
探偵に依頼するメリットとデメリットを考えたうえで、上手に探偵と付き合いましょう。