1. 探偵業法の届け出をしているかどうか
探偵という仕事は、むしろ誰にでもできてしまう仕事でもあります。
漫画などにも「素人探偵」という表現がありますね。
しかしこのために依頼主との間にトラブルが発生しやすいという現状があります。
そのため、探偵業法による届け出をしているかどうか、ということが、まず信頼できる探偵事務所かどうか見極めるポイントになります。
公安委員会に届け出をすることにより、探偵業届出証明書が受け取れます。
これがある探偵事務所かどうか、まず確認しましょう。
2. 見積もりで詳しい調査内容を教えてくれるかかどうか
どの探偵事務所も今や「見積もりは無料」という時代です。
しかし、それだけで満足してはいけません。
例えば「1週間の調査料金は〇万円」と言っても、あとから「追加料金が〇万円」と言われるなどのトラブルは後を絶ちません。
そのため、見積もりの中で調査に使用する調査員の人数や機材の数、交通手段などを明確にしない事務所は避けた方が良いでしょう。
3. 値段で判断しない
探偵事務所に依頼するとなれば、とにかくお金がかかるということを覚悟しますよね。
しかし、だからといって格安だから!という理由で探偵事務所を信じてはいけません。
安くても高い調査力を誇る事務所はありますが、安いから良いというわけではありません。
むしろ、それなりに質のいい事務所ならば、多少の出費はかかる者と思わなければならないのです。
4. 大手探偵社の方が安心
創業何十年という大手の探偵事務所の方が安心、というのは言うまでもありません。
無名でももちろん問題はありませんが、無名の探偵社の中には詐欺に近い事務所もあります。
また、そればかりはウェブサイト等で見分けるわけにも行きません。騙す側もプロなのです。
大金だけ取って何もしてくれなかった、ということもよくありますし、更に全国にネットワークを持っていないため、特に人探しには向きません。
むしろネットワークを持つ事務所の方が人探しには向いています。
5. 調査期間を決めておく
もちろん、どれだけお金がかかっても何日かかっても見付けたい!ということであれば問題ありませんが、誰にでも予算というものがあります。
その場合、何カ月も何年も探し続けるわけには行きません。
そこで、調査期間をしっかり決めておく必要があります。
その間に見つからなかったらどうするのか、というところもしっかり考えておきましょう。
6. 探して欲しい人について知っておくこと
漠然と「この人を探して」ではなく、その人の名前(旧姓)や住所、生年月日、友人関係など、分かる限りの情報を挙げておきましょう。
例えば相手が家出人ならば友人を当たって地道に探していく方法が一般的です。
もし仕事をしている可能性があるなら、その人が持つ資格や免許等も挙げましょう。
また、どんな人なのかが分かる写真、車の車種なども分かると見付けやすくなるかもしれません。
7. 相手が自分に会いたがるかどうかも確認しておく
探偵にとって難しいところは、時に人探しの対象が人が探しを依頼した人に会いたがっていない可能性がある場合です。
もし会いたがっていない可能性が少しでも考えられる場合は、その点も探偵に伝えておきましょう。
例えば自分のことが嫌で家でしたなどという場合、ひょこひょこ出てきてくれるとは限りません。
そのため、もし相手が会いたがっていないと判断できる場合はその点も注意しておきましょう。
8. 見つからなかったらどうするのか決めておく
費用の確認の重要性は先ほど述べました。その際、見つからなかったらどうするのか、ということについてもしっかり確認しておきましょう。
どの日までに見つからなかったらどうするのか、それでも見付からなかったら諦めるのか等、しっかり決めておく必要があります。
適当な探偵社に先払いで頼んだ場合は、お金だけ受け取って何もしてくれないということもありますので、気を付けましょう。
9. 自分で探したこともあるならば、その詳細も伝える
もし自分がかつて、その人を探したことがあるならば、そのことも探偵に伝えておきましょう。
もちろん素人が探すのとプロの探偵が探すのとでも全然違いますので、自分が探した場所から対象者が見付かることも十分考えられます。
そのため、自分は何処をどのように探したのか、それだけでも話しておくと良いでしょう。
効率よく人探しをしてくれるはずです。
10. できるだけ早く探し始めること!
誰かがいなくなった、と思ったら、できるだけ早く調査をしましょう。
もちろん失踪した家族などを探す場合は「できるだけ早く」なんて言ってはいられませんが、それでもできるだけ早く探すことで見つかる確率は高くなります。
余りに時間が経ってしまうと、その人にもいろいろな変化が起こってしまいますからますます見付けにくくなってしまうのです。
誰かを見付けたいと思ったら迷わず、できるだけ早く調査を開始しましょう。