1. 会社の個人情報
最近よく個人情報流出の騒ぎが、ニュースで報道されていますよね。
個人情報は漏れる事の無いように厳重に保管されているはずが、何故流出してしまうのか。
誰かが情報を漏らすか盗むかしないと、このような事態は起こりません。つまりは社内の誰か、または外部の人間が個人や団体で営利目的で悪用する為に個人情報を盗んでいるのです。
個人情報も売れば立派な商品になります。
欲しい人間からしたら、手に入れる事の出来ない、喉から手が出るほど欲しい情報なのです。
2. 会社の機密情報を盗むため
世間に露見してはいけない隠し事をしている会社は世の中にたくさんあります。
ニュースで報道されているのはほんの一部に過ぎません。
日本中に数え切れないほどの会社があるのだから、その数だけ機密情報も存在しています。
その会社しか知りえない知識や情報は、会社の売りになるので盗むことが出来れば様々な方法で悪用されてしまいます。
機密情報をバラすと脅せばお金を巻き上げる事が出来るし、その情報を持っていれば、必要とする相手に高値で取引する事も出来てしまいます。
3. 単なる好奇心
普段私たちは毎日を何気なく過ごしていますが、その何気ない日常を詳しく知りたいと思っている人もいます。
朝起きてから何をどうしているのか、夕飯は何を食べたのか。人に知られて困るような事をしていないか。
単純な好奇心から深く考えずに盗聴器を設置してしまう人もいます。手軽に購入できてしまうので、その行為が犯罪になってしまうと思っていないのでしょう。
物を盗んだら窃盗罪で捕まってしまいますが、残念ながら盗聴器を仕掛けて盗み聞きする事は罪に問われないのが現状です。
しかし、知り得た情報を第三者に漏らしたり、恐喝したり、仕掛ける為に住居へ侵入すると罪に問われます。
4. 対象者の監視【ストーカー】
ストーカーによる異常な嫉妬心や、曲がった愛情のせいで犠牲になった命がたくさんあります。
最近では規制法も強化されつつあり、日本の警察はストーカーに対する取り締まりを強化しています。
付きまとわれているだけならまだ良いですが、殺されてしまってからでは遅いのです。
ストーカーは相手の自宅の場所を把握すると、そこから出かける場所がどこなのかを調べます。
外で付け回しているだけでは飽き足らず、しまいには自宅で何をしているかまで知りたくなってしまい、勝手に住居に侵入し、盗聴器を仕掛けてしまうのです。
一人の時間をゆったり過ごしていたつもりが、実は一人ではなくて誰かに監視されていたなんて考えたら気持ちが悪いものです。
音声だけでも得られる情報はたくさんあるので、ストーカーの妄想はどんどん膨らんでいきます。
あとを付け回す、生活を盗み聞きするだけでは満足出来ずに、更に過激な方法へとエスカレートしていってしまうのです。
5. 対象者の監視【親】
親は子供をいつも一番に愛してくれています。もちろん子供もそんな親を大切にするものです。
ですが、いつまで経っても子離れが出来ない親が最近増えてきているそうです。
小学生ならまだしも、高校生や大学生になってからでもGPS機能を使って子供がどこにいるのか逐一情報を得ているのです。
物騒な世の中なので居場所がわかれば安心できますが、子供からしたら迷惑でしかありません。
盗聴器を仕掛け、本人は可愛い子供を見守っているつもりかもしれませんが、それはただの監視でしかないという事に気づかないのです。
6. 対象者の監視【彼氏や旦那】
盗聴器を仕掛けてしまう程のストーカーの歪んだ愛情も恐ろしいですが、自分のパートナーが犯人でも正直、恐怖を感じてしまいます。
自分が心許し、信用している相手に盗聴器を仕掛けられていたなんて知ったらショックを受けてしまいます。
自分は相手を信用していたのに、相手側は全く自分の事を信用してくれていなかったという証明になってしまうからです。
彼女や奥さんの事が心配で仕掛けたかもしれませんが、相手を信用していないからこそ、浮気を疑ってしまい盗聴器を仕掛けてしまうのです。
7. 空き巣に【泥棒】
泥棒に入るなら突発的な犯行よりも、念密に計算してから犯行に及んだほうのが成功率は高くなります。
ターゲットに選んだ家の住人が女性の一人暮らしであれば、万が一犯行を見られてしまったとしても男の力ならなんとでもする事が可能です。
また、音だけで得られる情報は住人がどんな人間なのかを知る為だけではなく、行動パターンを把握する事も出来ます。朝何時に起きて外出をするのか。
帰宅するのは何時なのか。確実に住人がいない時間帯に犯行を行わなければならないからです。強盗はリスクが伴う上に、殺人や傷害事件に発展してしまう事もあります。
どうせ犯罪を犯すならリスクが低いほうのが良いですよね。下準備として住居に侵入するのですから、この時点で住居侵入罪に問われてしまいます。
バレなければ相手は何も知らずに盗聴器が仕掛けられた部屋で毎日を過ごすことになるのです。
盗聴器というものは、どこにでも仕掛けられるものではありません。
仕掛けられやすい場所と、そうでない場所があります。
ではどこに盗聴器が仕掛けられるのか、その候補となる場所を12個紹介します。
1. 時計の中
盗聴器が設置される場所の代表、それが時計の中です。
時計の中には電気が通っているので、ここに盗聴器を仕掛ければ、時計を動かしている電池が切れない限り、半永久的に動かし続けることができる上に、時計の中をいちいち調べる人はそういないので、盗聴器を設置したことがばれにくいです。
なので、盗聴器を調べるなら、部屋の中にある時計をすべて調べるといいでしょう。
2. ぬいぐるみの中
盗聴器の設置場所の中で、時計の中と並んで多いのが、ぬいぐるみの中です。
ぬいぐるみには電気が通っていませんので、盗聴器の中にある電池が切れれば、その盗聴器は使い物にならなくなりますが、時計の中に置くよりもばれにくいので、盗聴器が設置されていることを知られたくない盗聴者が、ここに仕掛けることが多いです。
なので、盗聴器を見つけるなら、ぬいぐるみの中には電気が通ってないからこんなところには仕掛けないだろう、と思いこまず、きっちりぬいぐるみの中も調べておきましょう。
3. コンセントの中
コンセントの中も、盗聴器を仕掛けるにはうってつけの場所です。
たいていのコンセントは目立たないところにあるので、盗聴器を仕掛けても見つかりにくいですし、コンセントの電気を使えば、半永久的に盗聴し続けることができるからです。
コンセントの中は、時計、ぬいぐるみと並ぶ盗聴器のメッカなので、ここも見ておくことをお勧めします。
4. 天井裏
天井裏の中にも、盗聴器が放り込んであることがあります。
アパートやマンションなど、家の中に天井裏がない人には関係がない話ですが、一軒家に住んでいる場合、一度見ておく必要があります。
天井裏は、空気が悪い上に汚れていることが多いので、人が入ることはまずありません。
盗聴器を仕掛ける側は、そこをついてくるのです。
5. エアコン内部
あまり知られていませんが、エアコンの中に盗聴器が仕掛けられるケースもあります。
時計やぬいぐるみなどに比べると、ここに仕掛けるのに手間がかかりますが、一度仕掛けてしまえば、電気の心配がなくなる上に、発見される心配もほぼなくなるので、それを知っている玄人が盗聴器を置く可能性があります。
なので、面倒であっても盗聴発見機などを使って一度調べてみましょう。
6. 自家用車の中
盗聴器は、家の中に仕掛けられるとは限りません。
自家用車の中に盗聴器が仕込まれている可能性もあります。
自家用車の中には、ボックスの中、座席の下、ルームランプ付近と盗聴器を仕掛ける場所がたくさんあるので、一度仕掛けられてしまえば、見つけることが困難です。
超小型の盗聴器がひっそりと取り付けられていることが多い場所なので、一度総点検をしてみるといいでしょう。
7. 電話機
相手の会話を聞きとることが盗聴の目的だとすると、電話機の中やその近くに盗聴器を仕掛けておくのが、一番効率がいいです。
ここに仕掛けておけば、簡単に人の会話を盗み聞きすることが出来るのですから。
なので、会話を盗聴されている気がするなら、電話機及びその近辺を徹底的に調べてみましょう。
そうすれば、盗聴器が見つかるかもしれません。
8. 玄関近くにある郵便受け
音が聞きとりにくい上に見つかりやすいので、盗聴という点では効率が悪いですが、郵便受けに盗聴器が仕掛けられている場合があります。
なぜ効率が悪いのにこんな所に盗聴器を仕掛けるのかというと、それは、危険を冒さずに盗聴器を仕掛けられるからです。
その家の人の関係者でもない限り、家の中に入って盗聴器を仕掛けるのは非常にリスクが高いですが、外にある郵便受けの中なら、リスクを冒さずに盗聴器を置くことができます。
ですので、盗聴の危険性を排除するなら、一応ここも見ておくべきでしょう。
9. 寝室のベッドの下
見つかりにくい上に、家の人のプライベートな会話を録音しやすい場所、それがベッドの下です。電気を供給することができないので、半永久的に活動することは出来ませんが、こんなところに盗聴器を仕掛けられると気味が悪いことは確かです。
だから、いかにも盗聴器がありそうな場所を探索した後で、ベッドの下も忘れずに探索しておくといいでしょう。
10. 換気扇の中
実は、換気扇の中に盗聴器が仕掛けられているケースもあります。
換気扇がまわっている時は、うるさくて盗聴することができませんが、そうでない時は、絶好の盗聴スポットになるので、掃除の後にでも、盗聴器が仕掛けられていないか見ておきましょう。
11. トイレ
人間が一番リラックス出来る場所といえば、それはトイレですが、このトイレにも盗聴器が仕掛けられていることがあります。
天井かコンセントのある所に仕掛けられることが多いので、油断せず、トイレの中もチェックしておきましょう。
12. 浴室
トイレ同様、人間が無防備になる場所が浴室です。
盗聴器も水気に弱いので、水が直接かかりそうな場所には仕掛けられることはないでしょうが、あまり水がかからない場所にはあるかもしれませんので、トイレだけでなく、浴室の天井も調べておくことをお勧めします。